35歳、乳がんになりまして。

35歳で乳ガン(トリプルネガティブ)になりました。この機会にブログ始めてみます。

受精卵の冷凍保存をするかしないか。

夜勤帰りに少し寄り道をして、今電車で帰宅中です。

自宅までは、少し距離があるので眠気と戦いながら書いています。


このブログを始めてみて、今現在、同じ境遇で頑張っている方々がいることを知りました。

まだまだ、自分のことで精一杯で、

なかなか皆様のブログに足を運ぶことができません。

でも、同じ不安を抱えて日々過ごしている方々の存在を知ることができました。

言葉を交わしていなくても気持ちを共感できたようなそんな気持ちに不思議となります。


私はブログ初心者で、

何の工夫もない、まとまりのない文章だけのこのブログですが、私という存在が少しでも誰かの役に立てたらすごく嬉しいです。

正直、気弱になったり、投げやりになりそうな時もあるけど私も前向きに治療を進めていきたいと思います。


明日は、13時から看護師さんと受精卵の冷凍保存についてのお話をします。

私達夫婦には子供がいません。

抗がん剤によって、妊娠が難しくなる可能性を前回看護師さんから聞きました。

同時に、卵子の保存をすれば、治療が終わった後に妊娠できる確率が高まるという話がありました。

卵子だけの保存は40万円。
受精卵の保存が60万円。

卵子だけよりも、受精卵の保存のほうが妊娠できる可能性が高いそうです。

もちろん、これには保険がききません。

う~ん、高い。

色んな意味で大きな選択です。


そして、1月31日の告知の後に、次回(つまり明日)までにどうするかを決めるように言われていたのです。

これには少し参りました。

乳がんとお医者さんに告げられ、抗がん剤治療をこれからするということですら、今までの私の日常からは現実離れしていてフワフワしている最中。


子供をどうするのか、


という人生の大きな選択を数日間でするなんて。


そりゃ、子供はいつか欲しいと思っていました。


でも、私自身、年のわりにまだまだ子供で、

自分のことですら十分に出来ません。


一人の人を育てることが果たして出来るのかどうか。


でも、ここで決めないと、私達はもしかしたら一生子供を授かることはできないかもしれない。

いくら子供を望んでも、その時には遅いかもしれない。

その時に「あの時…」と悔やんでも、取り返しがつかないのかもしれない。


だとしたら、今現在、少しでも可能性を残せるのなら保存しておきたいと私は思いました。

主人は、私と同じく子供を育てることの不安は持ちつつも、私の希望に合わせると言ってくれました。


そして先日、義理の両親に私の病気を伝えると同時に、その件も相談をし、費用についてはご厚意に甘えさせていただくこととなりました。

明日はお義母さんも同席して話を聞きに病院へいきます。その後に、MRIの予定です。


人生にターニングポイントは多々あれど、

今回の事は、この先にこれ以上あるのとかしらと思うくらい、

自分にとっては大きな決断を迫られた出来事となりました。

順調に事が進めば、今月中には私の卵子と主人の精子を採取しに都内のクリニックへ行くことになる予定です。

これには排卵のタイミングが合わなかったらどうなるんだろうという不安もありますし、主人が考えを変えてしまうのではないかという不安もあります。


とにかく色んな事が、穏やかに進んでいって欲しいと願うばかりです。