受精卵の冷凍保存をするかしないか。
夜勤帰りに少し寄り道をして、今電車で帰宅中です。
自宅までは、少し距離があるので眠気と戦いながら書いています。
このブログを始めてみて、今現在、同じ境遇で頑張っている方々がいることを知りました。
まだまだ、自分のことで精一杯で、
なかなか皆様のブログに足を運ぶことができません。
でも、同じ不安を抱えて日々過ごしている方々の存在を知ることができました。
言葉を交わしていなくても気持ちを共感できたようなそんな気持ちに不思議となります。
私はブログ初心者で、
何の工夫もない、まとまりのない文章だけのこのブログですが、私という存在が少しでも誰かの役に立てたらすごく嬉しいです。
正直、気弱になったり、投げやりになりそうな時もあるけど私も前向きに治療を進めていきたいと思います。
明日は、13時から看護師さんと受精卵の冷凍保存についてのお話をします。
私達夫婦には子供がいません。
抗がん剤によって、妊娠が難しくなる可能性を前回看護師さんから聞きました。
同時に、卵子の保存をすれば、治療が終わった後に妊娠できる確率が高まるという話がありました。
卵子だけの保存は40万円。
受精卵の保存が60万円。
卵子だけよりも、受精卵の保存のほうが妊娠できる可能性が高いそうです。
もちろん、これには保険がききません。
う~ん、高い。
色んな意味で大きな選択です。
そして、1月31日の告知の後に、次回(つまり明日)までにどうするかを決めるように言われていたのです。
これには少し参りました。
乳がんとお医者さんに告げられ、抗がん剤治療をこれからするということですら、今までの私の日常からは現実離れしていてフワフワしている最中。
子供をどうするのか、
という人生の大きな選択を数日間でするなんて。
そりゃ、子供はいつか欲しいと思っていました。
でも、私自身、年のわりにまだまだ子供で、
自分のことですら十分に出来ません。
一人の人を育てることが果たして出来るのかどうか。
でも、ここで決めないと、私達はもしかしたら一生子供を授かることはできないかもしれない。
いくら子供を望んでも、その時には遅いかもしれない。
その時に「あの時…」と悔やんでも、取り返しがつかないのかもしれない。
だとしたら、今現在、少しでも可能性を残せるのなら保存しておきたいと私は思いました。
主人は、私と同じく子供を育てることの不安は持ちつつも、私の希望に合わせると言ってくれました。
そして先日、義理の両親に私の病気を伝えると同時に、その件も相談をし、費用についてはご厚意に甘えさせていただくこととなりました。
明日はお義母さんも同席して話を聞きに病院へいきます。その後に、MRIの予定です。
人生にターニングポイントは多々あれど、
今回の事は、この先にこれ以上あるのとかしらと思うくらい、
自分にとっては大きな決断を迫られた出来事となりました。
順調に事が進めば、今月中には私の卵子と主人の精子を採取しに都内のクリニックへ行くことになる予定です。
これには排卵のタイミングが合わなかったらどうなるんだろうという不安もありますし、主人が考えを変えてしまうのではないかという不安もあります。
とにかく色んな事が、穏やかに進んでいって欲しいと願うばかりです。
抗がん剤による抜け毛対策。
こんばんは。
夜勤の休憩中に失礼します。
これから抗がん剤治療を始めるにあたり、ウィッグなどの必要なものをボチボチ揃えていこうと思っています。
いろいろと検索をしてみると、、
⬆️こんなものや、
⬆️こんな便利そうなものまで。
ウィッグ本体は、高いものだと20万円ほど。
安いものだと、3000円くらいから。
先日、看護師さんが
「医療用ウィッグは、ただそう謳っているだけだから別に他のでも大丈夫。」
「一番大切なのは、あなたに似合っているものを選ぶこと」
そうおっしゃっていたので、色々と試してみたいと思うのですが、
やっぱりある程度安いものの方が助かります。
でも、安いものだともみあげとか産毛まで精巧には出来ていない様子。
だから、どうせアンダーキャップを買うなら、
こちらのリネアストリアさんのうぶ毛付きアンダーキャップが良いなぁと思い、
早速購入してしまいました!
試せる時がきたらレビューしますね♪
付けもみあげは、専用のテープで止めて、耳に掛けて使用するそうです。
ウィッグで耳に髪の毛を掛ける時、あったら自然なんだろうなぁ。
ちょっと高いけど。
あとは、つけまつげも必要かー。
眉毛はどうしたものでしょう。
メルカリなどのフリマアプリを駆使して、なるべく良いウィッグ等の掘り出し物を探すのが日課となりつつあります。
これはこれで、気分転換にもなり楽しくもあります。
備えあれば患いなし。
ところで、私の今までの乳ガンの印象は、
やはり小林麻央さんのイメージが強くて。。
でも、会社の健康診断では、乳がんの検診は40歳からだし、
どこか今の自分に無関係なものだと思っていたことは否定できません。
がん保険にも入っていませんでした。
ここで、声を大きくして言いたい!
皆さん、がん保険には入っておくべき。絶対に。
知識の乏しい私は、五年前に子宮頚がん(上皮)を罹患しているので、自分が入れる保険が無いかと思っていました。
しかし、病気になった人も入れる緩和型という保険があることを最近知りました。
なんとか診断を受ける前に入れるかどうか調べてみましたが、癌の場合はどの保険も加入から90日間は保証されません。
そりゃあそうですよね。
真面目にずっと入っている人もいるのに、駆け込みで保険に入って保険金をもらおうなんて、
そんなうまい話はないのです。
「あれ?」と思ってからでは遅いのですね。。
いくら高額医療で限度額があっても、金銭的には不安はあります。
だから、なるべく働きたいのですが、
抗がん剤はやはり不安です。
いつから仕事を休むかはまだ決めていませんが、治療が始まるまでは頑張るつもりです。
私、乳ガンになりました。
先日、針生検の結果がでました。
「残念ですが乳ガンです」
35歳。私の2cmの胸のしこりは癌でした。
トリプルネガティブという名前の浸潤性乳管癌。
ステージは1~2とのこと。
これから、抗がん剤の治療を経て、手術をします。
治療を始めるにあたり、何かの形でこの経験の記録を残せたらいいなと思いブログを開設しました。
拙い文章しか書けませんが、お付き合いくださると嬉しく思います。
まずは、病気が見つかるまでの経緯から。
右胸のしこりに気が付いたのは昨年の年末。
実は、昨年の夏頃には違和感を感じていました。
ふとした時に胸を軽くぶつけると、
嫌な痛みがズキン!
でも正直「何だろ」くらいに思っていました。
しばらくするとその痛みも消え、
楽観的な私はそんなことがあったことすら忘れていました。
そして年末、入浴中に胸をさわると皮膚の下にポコッと丸い何かが入っているような感触。
不安になり主人に相談し、検査を勧められたので年が明けてすぐに近くのレディースクリニックへ行くことにしました。
触診とエコーをしていただき、
その後に先生から言われたのは、
「紹介状を書くので、診てもらってきてください」
見せられたエコーの写真は、いびつな形の楕円形。
ガンじゃないかもしれないけど、ガンかもしれない。
そういったニュアンスでしたが、
紹介状の宛名にあった
「がんセンター」
という名前に私の不安は確信に一歩近づいたのでした。
つづく